
すべて取り入れられたらいいのですが、初心者には理解しがたい内容や技術的に困難なものも含まれていたりします。
そこでこのページでは初心者が最低限ポイントとしておさえておきたい箇所だけ中心にお伝えしていきます。
もくじをパっと見る
【初心者向け】ポスティング用のチラシ作りで最低限おさえたい6つのこと
たとえ作りがシンプルであったとしても、作るからには効果は出したいものです。
最低限おさえたいポイントは全部で6つ。
確認しましょう。
①ターゲットを明確にしましょう。
チラシを誰に向けて作りたいのかはっきりさせましょう。
あなたは誰をターゲットにビジネスを行っていますか?対象者は法人ですか個人ですか?男性女性?年齢は?
なぜなら人は手にしたチラシを見て、わずか1秒未満で「自分にとって必要なチラシか不要なチラシか」を判断すると言われています。
あなたはどうでしょうか?例えば複数枚のチラシが自宅のポストに投函されたとして、一枚一枚をじっくり眺めますか?
そんなことはしないはずです。
キャッチコピーの作り方も重要ですが、そもそものターゲットが明確でないと「響く」「届く」「刺さる」チラシは作れません。
明確にしましょう。
【明確なターゲット設定の例】
ファミリーで行く2泊3日の海外旅行
※ターゲットはファミリーのこと
②「どう行動してほしいのか」を明確にしましょう。
「消費者に何をしてほしいのか」をはっきりとさせましょう。
そもそも消費者にどうしてほしいのか?お店への来店?ホームページへのアクセス?電話をしてほしいのか?メールマガジンへの登録?認知度アップ?
目的はいろいろあるでしょうが、その「とってほしい行動」を明確に表示しましょう。
何をしてほしいのかが明確に表示されていないチラシは、目的地までたどり着くことができない遮断されている道路と同じです。
あなたが考えた目的までの「導線」をきっちりと作ってあげることで消費者は行動しやすくなります。
ただ待っているだけではユーザーは行動してくれないので、手を取って導いてあげることが必要です。
【行動を促すテキストの例】
10組のファミリー様へ抽選でグアム旅行プレゼント。無料の会員登録だけ必要です。
※行動を促すテキストは会員登録のこと
③キャッチコピーにはベネフィットを入れましょう。
キャッチコピーには「あなたのお店を選ぶことで得られるベネフィット(メリット)」を入れましょう。
ベネフィットを入れることで、消費者の行動をあなたのお店に引き寄せることができます。
またキャッチコピーの「大きさ」「位置」も大切です。
大きさは通常のテキストの3倍以上〜にし最初に目がいきやすくしましょう。
位置は王道は左上の位置です(A4縦の場合)が位置も大きさも全体とのバランス次第でもあります。
迷ったらキャッチコピーは「大きめに」「左上に」レイアウトすれば問題ありません。
【ベネフィットの入ったテキスト例】
ファミリーに「グアム旅行」が当たるチャンス。海外プランに特化した旅行代理店が○○駅中にOPEN。
※ベネフィットはグアム旅行のこと
④画像を入れましょう。
画像は必ず配置しましょう。
テキストだけのチラシだとイメージしにくいです。
また数種類の画像を配置する場合のコツですが、大小のメリハリを付けましょう。
例えば飲食店などで例えると、お店側が売りたいオススメの定食があったとして、ほかの定食の画像よりも大きく表示することで注文も増加します。
これは「大きく掲載されている定食=お店自慢の一品」という消費者の勝手なイメージで売れやすくなります。
画像下に「当店一番人気!」などのキャプションを入れることで、より販売促進の効果は高まります。
キャプションについて
あと、キャプション(写真についてのコメント)の入れ方も大事なポイントです。
同じ写真をつかって良い例、悪い例を見比べてみましょう。
例えば上記の写真を例にとってみますと、
神戸牛A5ランクのやわらかいステーキ肉
当店自慢の炭火で焼く分厚いステーキ肉
どれが良いキャプションでしょうか?
答えは、左が良いキャプションです。
【良い例】神戸牛A5ランクのやわらかいステーキ肉
【悪い例】当店自慢の炭火で焼く分厚いステーキ肉
なぜなら良い例は写真だけでは伝わらない「神戸牛・A5・やわらかい」が入っています。
悪い例も悪くはないですが、写真だけではわからない追加情報が入っていません。
目には見えない情報を提供してあげましょう。
⑤フォントに統一感を持たせましょう。
かわいく仕上げたいなら丸いフォント、かっこよく仕上げたいなら筆のフォントを。
仕上げたいイメージに合うフォントを選びましょう。
あまりにもたくさんの種類のフォントを使いすぎるのはやめましょう。
なぜならデザインがまとまりにくくなります。
「キャッチコピー」「テキスト」「数字」「その他」で最大でも4種類程度におさえるとまとまりがよくなります。
⑥レイアウトはネットで検索しましょう。
レイアウト(配置のバランス)は自分で考えるのではなくネットを頼りましょう。
レイアウトを頭の中で考えることはとても難しいことであり、それを形として落とし込むこともしかりです。
チラシ作りには「考える時間」「形にする時間」が必要です。
ですが「考える時間」は省略させる方法があります。
それは、他ライバル校のチラシを参考にすることです。
あなたが仮に学習塾のチラシを作成しようとしている塾の先生ならば、試しにgoogleで「学習塾 チラシ 画像」と検索してみてください。
同業他社が今までに作成したチラシが山ほど検索にヒットします。
その中から自分でも作れそうな「メリハリの利いた・効果がでそうなチラシ」を参考にするといいでしょう。
あなたはデザイナーではないので「ゼロ」から創造する必要はありません。
今までにあるものからパクってしまえばいいのです。
ポスティング用のチラシ作りでの注意点。
一発でいいチラシを作ろうとしない。
完成までの目標時間を決めて作成にとりかかりまましょう。
例えば「企画に40分」「キャッチコピーとテキスト書きに1時間」「レイアウトに1時間」「校正に20分」合計3時間で終わらせるんだと最初に目標を設定します。
午前中のうちに作成を終わらせることができ、午後はフリーで活動できるでしょう。
結論的に言うと一度で完璧なものなどできません。
やり直しはできるわけですから、少しづつ改善していけばいいのです。
考えすぎは挫折のもとです。
情報を詰め込みすぎない。
シンプルに考えましょう。
初心者にありがちなことですが、情報を伝えたいがためにあれもこれもたくさん情報を記載する方がいます。
ですが、情報が多すぎると情報がぼやけてしまい、読み手に伝えたいことが伝わりません。
伝えたいことは3点程度までに絞って、最初のうちはシンプルに作ることを心がけてみましょう。
例えば下記のように、
「くし処串太郎」のおすすめポイント!
- その1、一串一律150円
- その2、肉・野菜・海鮮が300種類と豊富
- その3、海老名駅目の前1分と好立地
このように絞って伝えることで内容がより伝わりやすくなります。
アクセス対策をとる。
チラシを手にした方はスマホで検索します。
チラシに記載した内容は最低限ホームページにも掲載しましょう。
チラシに書ききれない重要事項はさらにホームページ上に追加記載しゴールへと導きましょう。
そもそもホームページがないなんて持ってのほかです。
チラシを作成し配布するならその前にホームページを用意しましょう。
簡単に作成できるホームページ作成用のシステムを下記記事で紹介しています。
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ポスティング用のチラシ作りには便利なテンプレートもある。
無料で使用できるテンプレートを使用しましょう。
レイアウトでつまずいてしまう人がいます。
また時間に余裕がない人もいます。
「チラシ テンプレート」と検索すれば下記ソフトのテンプレートを配布しているサイトがたくさんヒットします。
そのほとんどが無料で使用できます。
- ワードのテンプレート
- パワーポイントのテンプレート
- オンライン・デザイン・テンプレート
テンプレートを使いたい人にオススメするなら個人的に3つめの「オンライン・デザイン・テンプレート」をおすすめします。
詳細は下記記事でお確かめください。
高品質なのにすべて無料で利用可
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【まとめ】ポスティング用のチラシ作成で抑えておきたいポイントについて。
6つのポイントおさらいすると
- ターゲットを明確にする
- 行動を促す
- ベネフィットを入れる
- 写真を入れキャプションにも配慮する
- フォントは使いすぎない
- バランスはネットからパクる
上記へ記載した意外にもたくさんのノウハウがありますが、入り口から出口までの導線を作ってあげることが必要です。
入り口はベネフィット、出口はとってほしい行動です。
せっかくチラシを作るわけですからヒットさせなければもったいないですね。
ホームページでのアクセス対策も忘れずに行いましょう。

とは言っても何度でもやり直しはききます。
深く悩みすぎると時間ばかりがかかってしまい、最終的にチラシ作りを断念してしまこともあります。
まずはサクサクっと作ってしまいましょう。