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最初に結論。GPSを持たないポスティング会社の効果について。
結論をいうと所持義務がない会社だからといって効果がないわけではないです。持っていなくても効果を出している会社はあります。
つまり答えはノーです。
ですが、あなたがポスティングを依頼する際は、配布員さんにGPSの所持を義務づけている会社へ依頼したほうが「無難」です。
経験上、GPSを配布員さんへ持たせた時のほうが持たせなかった時よりも効果はでやすかったです。
なぜなら持たせた場合と、そうじゃない場合では配布員さんへ不正に対して与える抑止力が大きく異なるからです。
実際わたくしが営業部長してた会社では「見られてる」感覚になるためか、GPSを導入する前と後では、導入した後のほうがきちんと配布してくれる傾向にありました。
飲食店オーナー
前よりだいぶ反響でるようになったよ(笑)GPSのおかげかな(笑)
いやはやそれはお恥ずかしいかぎりで。。
管理されていなくても全員がきちんと配布してくれたら一番いいんですが、そうじゃない人もいるわけで。。
悲しいかなこれが現実です。
GPSはあったほうが配られやすいです。
GPSで不正がわかるのか?

じゃあGPSで不正がわかるのかって話ですよね。
不正をしているかどうかはほぼ分かります。
GPSは衛星で位置情報などをキャッチして様々なデータを反映させるのですが、その精度がだいぶ高いからです。
ログをみると「あーこの人はちゃんと配ってるな」とか「ん~配ったふうに誤魔化してるかもだけど、バイクで走っただけだな」なんて、大体のことがわかっちゃいます。
ポスティング会社がGPSで配布履歴を確認するための項目としては下記のようなことがあります。
- ルートの確認。
- 日時の確認。
- スピードの確認。
ポスティング会社はこれらをログデータから確認し、管理に役立てています。
- は依頼したチラシの枚数と歩いた軌跡の帳尻があうかを確認します
- は決められた期日や時間帯に配布しているかを確認します
- はチラシが配布できるスピードかを確認します(誤魔化すためにバイクや車で通っただけになっていないか)
どの道を通って、何日の何時何分何秒から何時何分何秒まで、どのくらいのスピードで、実際にあるいた距離はどのくらいで、など配布した履歴が一目瞭然、目で見て確認することができます。
「再生ボタン」を押すとスタート地点からゴールまでのルートをすべてたどっていくため、効率よい歩き方をしてるなとか、2回も3回も同じところを歩いてて二重投函の危険性があるなとかすべてわかってしまいます。
ましてやGPSにデータがほとんど入っていない場合や、歩いた軌跡が甘い場合などは、お願いしたチラシをすべて配っていない可能性も考えられます。
GPSの故障が原因の場合もたまにはありますが、同じ人が頻繁に起こすようだと不正の疑いありです。
行動が丸見えなので不正防止には最適なツールと言えるかもしれません。
実際にGPSを導入したところ、ひと悶着あったが結果的には良かった。
GPSを営業部長時代に導入したのですが、それなりにひと悶着ありました。
配布員を最初から疑ってかかるかのようなモラル面への反感や、導入コストの負担、管理していく上でのタスクの問題についてなど様々ありました。
最終的に導入することにしたのですが、このような結果になりました。
辞めてしまう配布員もいた。
監視されているようで気持ちが悪いと辞めてしまう配布員さんもいましたし、配布員希望で面接に来てもGPSの事を話と辞退されるケースも増えました。
反響が良くなったとクライアントに褒められる機会が増えた。
過去、配布がきちんとされているか抜き打ちでポストへ見回りをしたり、モニター制度を試みてチラシが投函されていたかチェックしたりと管理をそれなりにしていましたが、GPS導入が一番効果あるなーと感じました。
配布員のありがたみを感じることができた。
きちんと配布してくれてる方のログデータにはその努力がきれいに反映されています。階段を上がって投函してる軌跡や、遠くぽつんと離れた一軒家への軌跡もすべて残りますので、真面目にやっているのが手に取るようにわかります。
そのようなデータを見ると、しみじみ配布員さんのありがたみを実感することがありました。
肝心の結論ですが、GPSを導入してよかったいう結論に至りました。
ポスティングは目の行き届かない仕事ですよね。
きちんと配ってくれているのかがログで確認とれるのは非常にありがたいです。
また、いい配布員さんだけが残ったから良かったと言うと語弊があるかもしれませんが、辞めてしまう配布員さんはそもそも相性が合わなかったと割り切って考えることにしていました。
反響率にもいい影響が出たことは明白だし、広告屋としてはそれにつきるかなぁと。
配布員さんにもGPSを持つメリットはある。
GPSを持って配布することで無実を証明することもできます。
きちんと配っているのに、反響がないがために「ちゃんと配ってるのかよ」と疑いを持つ広告主もいます。
そういったときにGPSで歩いていることが証明できれば疑いを晴らすこともできますよね。
真面目に配布をしているのに疑われたままでは気分も悪いでしょう。
GPSを身につけることで「自分の身を守る」ことができるのです。
だからこそ配布員さにもGPSを身に着けて配布することは決してデメリットだけではないのです。
GPSを導入していない会社はだめなのか?
結論を言うと「だめ」ではないです。
会社と配布員さんの信頼関係が構築されているポスティング業者なら必要ないです。
実際にGPSは持ってなくても反響出してくれる会社は取引先でもありましたので。
ポスティング会社
うちにはGPSは必要ない!コミュニケーションが取れてるから大丈夫!
このように自信もって配布員さんのマネジメントしてる、管理の上手な会社は大丈夫かと思いますが。。
ただし懸念点は、配布員の人数が増えてきて管理が煩雑になってきた時です。
優秀な管理担当者が十分にそろっていれば問題ないですが、物理的に人手不足の場合はコミュニケーションも細部まで働かなくなってしまいます。
GPSを導入したほうが配布員の「管理されてる度合」は高くなるため不正への抑止力は強く働きますし、配布員を管理している管理担当者も、無機質ではあれど事実を目で見て履歴を追うことができるログデータがあればその不安や負担も軽減されるはずです。
お互いのためにもGPSは導入したほうがいいです。
まとめ。GPSはポスティングの効果にどのくらい影響があるのかについて。
GPSを導入してるポスティング業者にポスティングを依頼しましょう。
GPSは「きちっと配ってもらう」ためには欠かせないツールと言えるからです。
反響面への効果も非常に高いです。
あくまでも配布管理ツールのひとつではありますが、効率よく配布スタッフを管理できますし、不正を抑止する効果もありますので、ポスティングを依頼するなら選定基準のひとつに「GPS導入の有無」を加えるべきでしょう。
なお、GPSは購入に一個数千円かかります。
配布員の人数次第ではそれなりのコストがかかってきますので、持たせたいけど費用面の捻出ができなくて躊躇してる会社も中にはあります。
GPSがなくても結果の出せる管理機能に長けたポスティング会社であれば必要性も低いでしょうが「管理担当者の人手が足りていない」そもそも「管理能力が未熟」それでいて「GPSもない」そのような会社では不安がついてまわりますよね。
とにかくチラシをきちっと配ってもらうことが一番なわけで、GPSがそのために有効なツールだとしたならば「GPSを導入してる」ポスティング会社をおさえましょう。
今回は以上です。