ポスティングの料金ってピンキリでわかりづらいですよね。
見積もり取っても業者によってバラバラだし、高いのか安いのかわかりにくい。
サイズや重さ、配布するエリア、配布する期間にもよって違うと聞いたので素人にはわかりにくい。
とは言え、あまりにも安すぎるところは配ってない可能性もあるから辞めとけってよく聞くし、あまりにも高すぎるところは損した気分になるし。
だからこそ大体の相場感だけは知っておきたいって言う、そんなお悩みありますよね。
そこで今回は、ポスティングでもっともスタンダードなパターンでの料金相場をお伝えします。
- A4サイズ
- 配布期間は1週間程度
- 軒並み配布
この内容でどのくらいの相場なんでしょうか?
また、他のパターンであっても気をつけておきたい「ポスティングを依頼する際の注意点」も併せてご紹介します。
参考にしてもらえると嬉しいです。

もくじをパっと見る
ポスティングの料金・費用の相場がいくらなのか、最初にズバリ教えます!
ざっくり言います。
東京都でのポスティングの価格相場がこちら ↓
※5.5円程度(軒並配布/A4/期間1週間)
23区内は4.5円程度で、23区外は6円程度と考えるといいでしょう。
全国でみると軒並4円~10円も相場の範囲内とも言えます。
相場っていろんな会社の料金の平均みたいなイメージですが、冒頭でも申し上げた通り気をつけなければいけないこともあります。
それは、価格が安すぎる会社は疑ってかかるべきだと言うことです。
見積り単価一枚5円は高いのか安いのか?
きっちり配布してて、配布員への支払いもきっちりしてる会社からすると高くないです。
売上から配布員への支払いを引いた額がポスティング会社の粗利ですよね。
別記事でも紹介しましたが、配布員へ支払われる報酬は3円程度です。
※これが安すぎるのもポスティング業界が発展しない大きな理由のひとつです。
5円ー3円=2円なので粗利40%です。
ここから従業員の給料や家賃、光熱費、ガソリン代などの諸経費が引かれるわけですから高いことは全くありません。
ポスティング会社も事業で行ってることなので、価格としては妥当と言えるでしょう。
当然のことですが業者によって経営を維持する経費や、配布の仕組み、配布員へ支払う報酬額も異なるので、業者同士を単価で比較しても正直あまり意味はありません。
配布員の雇用形態も歩合制もあれば時給制のところもありますしね。
だから「ここは1.5円安い」とか「2円も高い」とかは全然ありえることですし、単価が安いから反響がなく、逆に単価が高いから反響が良いともなりません。
大切なのは配布の品質、クオリティです。
これだけは肝に命じておきましょう。
ポスティングの料金・価格を調べる方法。
結局のところポスティングの料金はポスティング業者や配布する都道府県(市町村単位)によって大幅に異なるので、配布するエリアごとに見積りをとるしかないんですよね。
ポスティングの料金・価格を調べる方法をいくつかご紹介します ↓
その1、各ポスティング業者へ直接連絡を入れる。
街で見かけたことのある業者や、実際に配布しているスタッフを見かけたことのある業者の連絡先を調べて電話しましょう。
複数社へ問い合わせることでその地域の相場感はつかめるはずです。
会社や会社の近くにチラシを保管することができる倉庫を構えていて、チラシ配送用の車両や運搬用のフォークリフトなども所有している実体のある業者が安心でしょう。
その2、見積もり比較サイトを利用する。
比較サイトも一度のぞいて見てもいいかもしれません。
「ポスティング業者 比較」などで検索するとポスティング一括見積のポータルサイトなどが検索に引っかかってきます。
ポータルサイトへ掲載している業者へ一斉に見積もりがとれるため、大体の相場感はつかめるかもしれません。
そのあとの営業電話がわずらわしいあなたは「メールでのみ連絡がほしい」旨一言添えて問い合わせするといいでしょう。
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【ポスティング】一括見積もり・業者紹介サイトまとめ
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その3、ポスティングの組織に連絡する。
大型案件などには適してるかもしれません。
ポスティング業界には「日本ポスティング協同組合」や「全日本ポスティング協会」「首都圏ポスティング協同組合」などのポスティング業界の品質向上を目的として結成された組織があります。
それぞれの組織に連絡し、同じ内容で見積もりを依頼すると良いでしょう。
配布自体は組織本部からトップダウンで各業者へ配布手配されますが、契約は基本的に本部が一括で窓口になり契約します。
ですので見積もりの提出主は組織となります。
※なお配布は組織外のポスティング業者へ手配されることもあります。
上記以外にも組織はありますので、探してみましょう。
各本部へ連絡をすることで当日~2営業日くらいで返答いただけるはずです。
その4、ラクスルの地図シュミレーションシステムを利用する。
こちらはもっとも簡単で、30秒で見積もりがとれます。
ネットで「住所」と「配布完了希望日」を設定するだけで、いくらでどのくらいの部数が配布可能か教えてくれます。
印刷で有名なラクスルが構築したポスティング用の地図シュミレーションシステムですが、オンライン上でエリアをクリックしていくだけで見積もりが簡単にとれるので便利です。
24時間見積もり可能なので、夜中でもいつでもサクッと料金が調べられます。
>>地図から簡単シュミレーション(公式サイト)ポスティングならラクスル!
※ただしこちらは印刷とポスティング込みの見積もりになります。
ポスティング単体での見積もりはとれないので、ラクスルの公式サイトに掲載されている印刷代を引いた金額がラクスルのポスティング代金なので印刷代を差し引いて算出しましょう。
ポスティング業者へ依頼するさいの注意点。
ポスティングを業者へ依頼する際に注意する点は大きく分けて2つです。
「価格に関すること」と「配布スタッフの採用に関すること」です。
どうぞ ↓
その1、価格だけでは決めてはいけない。
ポスティングの料金はピンキリですが、料金だけで決めてしまうのはやめましょう。
「あまりにも安すぎる」ところや「定価からの値引きが極端に大きいところ」はその根拠を確認することが必要です。
- 周年キャンペーン中
- エリアは業者おまかせ
- 3ヶ月位配布期間の猶予がある
例えば上記のような理由で、安くなってる理由が明確で、その根拠に妥当性を感じられたのなら「買い」でしょうが、根拠も確認せずただ単純に安くなったから「ラッキーだった」とは思わないようにしましょう。
価格だけで決めてしまうと失敗する可能性が高いです。
その2、配布スタッフの採用状況を確認しよう。
少なくとも定期的に配布スタッフの募集を打ち出している業者を選定しましょう。
どの業界も「人手不足」ですが、それはポスティング業界にも言えることです。
仕事だけ受注して配布するスタッフがいないようでは依頼されたチラシを配り切れるはずもなく、余ったチラシは影で処分されてしまう可能性もあります。
人手が足りている会社は「皆無」です。
ポスティングは大変な仕事なので辞めてしまう配布スタッフも多いのですが、まったく求人を見かけない業者はどうなんでしょうね?
怪しいと疑ってかかりましょう。
「どんな媒体で配布スタッフを募集していますか?」と毎月どの程度新規の採用をしているか採用状況など確認しましょう。
まとめ。
料金相場は4円~10円(軒並み配布/A4/1週間程度の場合)と大きく開きがあります。
相場はあってないようなものですね。
結局のところ、配布したいエリアを管轄してるポスティング業者で「相見積もり」を取るしかありません。
相見積もりすることで、料金が安くなることもありますが、その際はなぜその料金まで安くできるのか明確な理由を確認することが大切です。
料金が安くなりやすい要因として、
- 配布効率のいいエリアを依頼した場合(中心部とか)
- 配布期間を長く設定した場合
- 配布するチラシがA4とかB4折りサイズのようにスタンダードな場合
こういった要因で、安くなることはあります。
逆に料金が高くなってしまう要因としては、
- 配布効率の悪いエリアを依頼した場合(田舎とか)
- 配布期間を短く設定した場合
- 配布するチラシがA2とかB2折りサイズのように大きく重たい場合
ポスティングの価格相場として4円〜10円とざっくりになってしまい、あまり参考にならなかったですかね。
ポスティング会社の組織体制や配布するエリアなどによって相場が大きく変わってくるので「こんなにも幅があるのか」程度にご理解いただければ幸いです。
ただ毎回毎回口すっぱくてあれですが、激安店には十分注意しましょう。
「期間は今日から3日間、3円で配布しますよ」とか「特別な仕組みで安くできます、ただし企業秘密なので話せませんが」とか、破格の値段や意味不明な言い訳で提案してくる業者もありますが、怪しいと思ったら他を当たりましょう。
そのほうが失敗しなくて済むと思います。
人手不足による配布スタッフ採用コストが増加している昨今、値上げを検討しなきゃいけないって時に料金を激安にはなかなか出来ないですよね、普通に考えて。
むしろポスティングって滅茶苦茶大変な仕事なのに、薄給でやってくれてるスタッフさんの報酬をもっともっと上げてく努力が業界全体に必要なわけです。
ポスティングは価格だけでは決めてはいけない(断言)。
以上です。